PROJECT TOKYO 2022MARCH
小売6社がタッグを組み展開する
アップサイクルプロジェクトも展示
update: 2022/03/19
2022年3月16日(水)、17日(木)の2日間にわたり、東京国際フォーラムにて合同展示会「PROJECT TOKYO 2022MARCH」が開催された。PROJECT TOKYOは「connecting fashion + culture」をコンセプトに掲げ、2019年から年2回開催されている。第6回目となる今回は、老舗ファクトリーブランドから新進デザイナーズ、ライフスタイル雑貨まで約170の厳選された国内外ファッションブランドが集結した。
各ブランドのブースの他に「JFW サステナブル・テキスタイル」の展示エリアや同時期に開催中の「Rakuten Fashion Week TOKYO デザイナーズ」の展示エリアも開設。
「JFW サステナブル・テキスタイル」では、「JFW サステナブル・プロジェクト」分類に該当するオーガニック原料や、生分解性のある環境にやさしい繊維、リサイクル原料など、日本のサステナブル・テキスタイルを展示した。
メイン会場外では、Rakuten Fashion Week TOKYOを主催・運営する一般社団法人日本ファッション・ウィー ク推進機構(JFWO)、株式会社三越伊勢丹とPROJECT TOKYOの3社のコラボレーションによる「デニム de ミライ~Denim Project~」特別展示エリアを開設した。
「デニム de ミライ~Denim Project~」は、三越伊勢丹をはじめとする小売6社がタッグを組み、約20トンの「リーバイス® 501®」のユーズドストックをアップサイクルするプロジェクト。3月23日から、この会場で展示したアイテムが伊勢丹新宿本店 本館1階ザ・ステージ他、本館・メンズ館の各拠点で展開される。
このプロジェクトには、国内外のデザイナーズブランドやメーカーだけでなく、シューズブランドや家具・家電メーカー、アーティストなども参加し、200型以上のアイテムが展示された。 会場内には、これらのアイテムの元になった大量のユーズドリーバイスが展示され圧倒される人も。また、それがデザイナーやアーティスト、メーカーの手によって、全く新しい価値を生み出していることにも驚いている様子だった。
次回のPROJECT TOKYOは8月30日、31日で開催を予定している。
(ファッションライター 苫米地香織)