リーバイス®、2013年秋冬コレクション
ブランドの核となるアイコンを現代に再定義
同時に、時代のニーズを反映した「513」が日本初上陸
update: 2013/06/04
リーバイ・ストラウス ジャパンは、今秋冬コレクションでアイコンの再定義を発表した。時代に求められ続けてこそブランドの果たすべき使命との考えから、501®を中心にクラシックボトムスやウエスタンシャツ、トラッカーなどのアイコニックなアイテムを打ち出している。
今季のメンズコレクションでは、今春スリムにアップデートを遂げたブランドのアイコンであるタイムレスなリーバイス®501®ジーンズはがさらなる変革を加え、上質な素材でクラシックかつモダンな印象に仕上げられている。同時に、グローバルコレクションとして今秋日本初上陸を果たす513は今春、ビームスとのコラボ企画で話題を集めたモダンなスリムストレートシルエットを提案している。トップスではスタイリングのキーアイテムとして、トラッカージャケットと、ウエスタンシャツを改めてクローズアップ。スリムにアップデートされたトラッカージャケットはシーズンルックを作るレイヤリングに欠かせないアイテムとしてさまざまな色や素材で登場している。ウエスタンシャツにおいても、伝統的なディテールを全く違う素材や色使いのアウターやベストとして表現している。
ウィメンズコレクションでは、モダンな大人の女性たちに向けた、新たなシルエット、テクスチャーとカラーをのせたリメイク素材によって構成している。アイコニックなリーバイス®501®ジーンズとトラッカージャケットにはカラースタッズが施され、親しみのあるウエスタンシャツも、きものスリーブを大胆にアレンジしたデザインなど、さまざまな形や色で魅せることで新たな価値を見出している。
今季、世界同時販売となるリーバイス®レベルは、初めてのシェイピングジーンズとして注目される。特徴は、女性特有の曲線美をより美しく見せるため、滑らかでホールド感の高い4ウェイストレッチ素材にリキッドシェイピングテクノロジーを採用している点。このリキッドシェイピングテクノロジーとは、ジーンズの内側の緻密に計算された範囲に、リキッドストレッチコーティングを施すことで、ヒップをリフトアップし、外腿と内腿をスリムに演出する技術(アメリカにおいて特許申請中)。つまり、美しいスタイルを形成しながらも心地良いはき心地を得られる、大人の女性のためのジーンズといえる。
Levi’s® Vintage Clothingは、アメリカンワークウェアのスピリットと歴史を捉えつつ、過ぎ去りし時代の中で愛されたフィット、生地、ディテールを丁寧に復刻したコレクション。象徴的な復刻アイテムや、毎シーズン新しく打ち出すトリビュート、そして限定アイテムなどを提案する。今季は1960年代、アメリカのミシガン州にあるデトロイト、通称モータウンと呼ばれ、アマチュアバンドの若者たちがロックンロールに夢中になり、音楽から自分たちのスタイルを確立していった当時を賞賛したコレクション。オレンジタブは60年代~70年代にかけて安価なラインとして登場し、スリムフィットジーンズやシャツ、ジャケットなど当時のアメリカの若者たちに向けてデザインされたもの。当時と同様にアメリカ製で、自由で気楽な時代性を反映したシンプルでクリーンなアメリカンクラシックを提案している。
Levi’s® Made & Crafted™は、歴史的な伝説をもとにデザインされ、現代の革新的な高品質素材と縫製技術を取り入れたモダンなライン。今のアメリカをコンセプトとする近未来のクラシックアイテムであり、リーバイス®の次の140年を担うスタイル。今季は、ヒューロン湖(北アメリカにある五大湖の一つ)の水面に映る風景や、湖の静けさ、自然の光、冬の寒さなど自然の美しさにインスピレーションを得ている。温かく包み込んでくれるようなウールブランケット、ニット、コットンなど美しい情景にマッチする、心地良い素材感とデザインが印象的だ。
一方、USサイクリストの本場、デンバーで生まれたモデル、“Levi’s® COMMUTER”は、発売以来多くのサイクリストたちを魅了している。その革新的なテクノロジーを維持しつつ、今季は新しい色とデザインを加えて登場している。最近ではサイクルファンだけでなく、その機能性とモダンなデザインの融合からライフスタイルのいろいろなシーンで愛用されているという。
(有限会社ビジョンクエスト・田中千賀子)