開業3カ月で売上高104億円、来場客数1330万人
夏セールも予算をクリア
JR大阪駅のファッションビル「ルクア」の好調ぶり
update: 2011/08/01

JR西日本グループが5月4日に開業したJR大阪駅のファッションビル「ルクア」が開業3カ月での累計全館売上高が104億円となり絶好調に推移している。「ルクア」の初年度売上高計画は250億円で、開業3カ月で早くも100億円の大台に乗せた。3ヶ月間での来場客数は1330万人。すでに初年度来場者数目標である1900万人の70%にまで到達している。
導入テナントの多くが予算をクリアしているが、中でも売上を牽引しているのは「ビームス」「ジャーナルスタンダード」「エディフィス」「アーバンリサーチストア」「ディーゼル」「ローズバッド」などの大型店だという。
今夏は震災の影響もあり、6月半ばから全国の商業施設で夏物セールが開始されたが、ルクアの夏セールは7月1日から開始となった。散発的に開始されるのが恒例の夏物セールだが、今年は特に開始時期が早かったこともあり、7月の夏セールは爆発力がなかったものの「予算はクリアできた」(JR西日本SC開発・藤岡秀樹取締役)という。
好調に浮かれる様子もなく、藤岡取締役は「勝負は9月以降の秋冬商戦。ここを乗り切れればある程度は安心できる。まだまだこれからです」と気を引き締める。
(ファッションライター 南充浩)

大阪駅 東面