ヒマラヤ、2024年8月期 連結決算──減収減益に
update: 2024/10/17
ヒマラヤの2024年8月期 連結決算は、減収減益に至った。市場における過剰在庫の解消の動きによる売上総利益率(粗利率)の低下、キャンプ用品やゴルフ用品の低迷が影響した。一般スポーツ分野は堅調な推移だった。
ゴルフ、アウトドアが苦戦
連結の売上高は585億1,200万円(2.8%減)と微減収となった。ウインタービジネスやアウトドアの苦戦、ゴルフの伸び悩みなどが影響した。粗利率は35.0%(0.2ポイント増)とほぼ前年度並み。販管費率が増加したこともあり、営業利益は3億700万円(69.3%減)と大きく落ち込んだ。
経常利益も4億3,200万円(61.6%減)と大幅な減益に至った。当期純利益も2億600万円(65.0%減)と2ケタの減益となった。
商品別の売上高は、主力の「一般スポーツ」が367億8,600万円(1.6%増)と微増収。「ゴルフ」が102億4,200万円(1.6%減)と伸び悩んだ。「アウトドア」は84億8,700万円(16.7%減)と苦戦した。ECの売上高は前年比106.8%と堅調な推移だった。
今年秋から、アパレルの自社ブランド「SPGY」を新たに立ち上げた。「スポーツライフスタイル」テイストで、機能性やデザイン性を加味している。新規出店も進めている。期末の店舗数は、99店(出4、退2)。
通期の業績は、増収増益を計画している。連結売上高613億9,000万円(4.9%増)、営業利益8億6,700万円(181.7%増)、経常利益10億円(131.1%増)の見通しだ。