エービーシー・マート、2025年2月期 第2四半期 連結決算──2ケタの増収増益に
update: 2024/10/15
エービーシー・マートの2025年2月期 第2四半期 連結決算は、主力の「スポーツ」カテゴリーを中心に健闘し、2ケタの増収増益を達成した。店舗増のほか、都市部の路面店や商業施設の店舗が好調だった。
主力の「スポーツ」カテゴリーを中心に健闘
連結の売上高は1,883億8,000万円(11.2%増)で2ケタの増収を達成した。売上総利益率(粗利率)は51.2%(0.9ポイント減)と低下したが、販管費率が33.2%(1.6ポイント減)と下がったため、営業利益は340億5,000万円(16.1%増)と2ケタの増益となった。
同様に経常利益も351億2,100万円(14.8%増)と2ケタの増益を達成した。四半期利益も241億4,300万円(14.7%増)と好調な推移だった。引き続き、エネルギー資源や物価の上昇が影響し、粗利率は低下傾向にあるというが、経費コントロールがうまく行った形だ。
品目別の売上高では、主力の「スポーツ」関連商材が1,055億9,200万円(11.4%増)と2ケタの増収を達成した。前年同様、けん引役になっている。「レザーカジュアル」も237億100万円(9.8%増)と健闘した。「サンダル」が153億3,500万円(18.2%)と2ケタ成長を果たした。「レディース」が89億8,700万円(2.0%減)と伸び悩んだ。
財務状況は引き続き、良好な状態だ。商品回転率の上昇により交差比率が改善した。手元流動性資金も潤沢で、マイナス材料は見当たらない。
第2四半期の好業績を鑑み、通期の業績予想を上方修正している。連結売上高は3,715億円(57億円増)、7.9%増。営業利益は618億円(31億円増)、11.0%増。経常利益は633億円(36億円増)、9.5%増の計画だ。