美津濃、2025年3月期 連結決算──増収増益、過去最高収益を更新
update: 2025/05/14
美津濃(ミズノ)の2025年3月期連結決算は、日本や米州、フットウエアやアパレルが健闘し、増収増益を達成した。過去最高の収益を更新した。カテゴリー別では、フットボール(サッカー)やインドアスポーツ、ワーキング事業が貢献した。
フットボール、ワーキングが好調に推移
連結売上高は2,403億3,500万円(4.6%増)。売上総利益率(粗利率)が41.0%(1.4ポイント増)と改善した。販管費率も微増したが、粗利の増加が上回り、各段階で過去最高利益を達成した。営業利益は207億7,700万円(20.2%増)、経常利益は213億5,200万円(10.7%増)。
地域別の売上高では、「日本」が1,473億円(4.2%増)、「米州」が360億円(6.2%増)とけん引役になった。「欧州」は237億円(7.1%減)と落ち込んだが、これはランニングシューズの在庫適正化を進めた影響があった。収益性は改善している。「日本」は過去最高収益、「米州」も過去最高の売り上げを達成した。
プロダクト別の売上高では、「フットウェア」が775億円(8.3%増)と堅調な推移。フットボールやスポーツスタイルのシューズが着実に成長している。「アパレル」も684億円(7.6%増)と健闘した。
通期の業績も引き続き、最高収益を計画している。連結売上高2,600億円(8.2%増)、営業利益225億円(8.3%増)、経常利益230億円(7.7%増)、当期純利益165億円(8.2%増)の見通しだ。