美津濃、2026年3月期 第1四半期──増収、販管費増で減益に
update: 2025/08/15
美津濃、2026年3月期
第1四半期 財務数値一覧（表1）
美津濃（ミズノ）の2026年3月期（2025年度）の第1四半期は増収、販管費増の影響で減益となった。売上高が第1四半期としては、過去最高額を更新した。主力の1つ「フットウエア」が健闘したほか、国外ビジネスも好調だった。
「フットウエア」、欧米地域が貢献
連結売上高は635億2,800万円（4.5％増）と堅調な推移。必要な価格転嫁が進んだことで、売上総利益率（粗利率）が42.2％（0.7ポイント増）と改善した。販管費率が増加した影響で、営業利益は62億8,100万円（3.3％減）と微減した。同様に経常利益も67億6,200万円（8.6％減）の減益。四半期利益も48億8,000万円（5.0％減）の減益となった。
美津濃、2026年3月期
第1四半期 地域別・商品別売上高（表2）
地域別では、主力の「日本」が347億円（0.2％減）とほぼ前年並み。フットボール（サッカー）、バレーボール、ワーキングなどが貢献した。「米州」は119億円（5.1％増）と健闘。「欧州」も80億円（23.0％増）と好調な推移だった。
商品別では、ゴルフ用品が世界規模で堅調な推移だった。「フットウエア」が219億円（12.0％増）と2ケタの伸び。フットボール、スポーツスタイルなどが成長した。「アパレル」も175億円（4.7％増）と堅調に推移した。
