Amer Sports,Inc.──2025年12月期 第2四半期──2ケタの増収、黒字を確保
update: 2025/08/29
Amer Sports,Inc.(アメアスポーツ社)の2025年12月期 第2四半期(1-6月)連結決算は、2ケタの増収を達成した。利益面では、営業段階で増益になったほか、税引前損益では黒字を回復した。主力の「Technical Apparel」や米州、中華圏がけん引役になった。
全カテゴリーで増収を達成
Amer Sports,Inc.(アメアスポーツ社)は「アークテリクス」「サロモン」「ウイルソン」「アトミック」「ピークパフォーマンス」といったアウトドアやアスレ系ブランドを擁するスポーツメーカー。現在は中華系スポーツ企業、Anta Sports Products Limited(安踏體育用品有限公司=アンタ スポーツ プロダクツ社)の傘下に入っている(2019年3月に子会社化)。
上場後2度目の第2四半期決算は、売上収益が27億800万米ドル(約3,899億5,200万円、1米ドル=144円で換算)、23.4%増と2ケタの増収を達成した。売上総利益率(粗利率)は58.1%(3.1ポイント増)と改善。販管費率も49.4%(1.2ポイント減)と低下したこともあり、営業利益は2億5,700万米ドル(約370億800万円、同)、157.0%増と大幅な増益となった。税引前損益は2億1,900万米ドル(約315億3,600万円、同)で、損失を計上した前年同期から一転し、黒字転換した。
地域別では、「Americas」(米州)が売上収益8億6,000万米ドル(約1,238億4,000万円、同)、9.4%増と健闘した。「Greater China」(中華圏)が8億5,600万米ドル(約1,232億6,400万円、同)、42.4%増と大きく成長。「EMEA」(欧州・中東。アフリカ)も6億8,100万米ドル(約980億6,400万円、同)、14.8%増で、2ケタの増収を達成した(表1を参照)。日本を含む「Asia Pacific」(アジア・太平洋)も3億1,100万米ドル(約447億8,400万円、同)、46.7%増と健闘した。
セグメント別では、「Technical Apparel」が11億7,200万米ドル(約1, 687億6,800万円、同)、26.2%増と好調に推移。「Outdoor Performance」も9億1,600万米ドル(約1,319億400万円、同)、29.6%増と好調な推移だった(表2を参照)。
財務面は安定した数値となった。自己資本比率は61.1%と増強された。D/Eレシオも0.1倍と正常と言われる範囲内にとどまっている。