主要上場スポーツ企業4社、2025年3月期 第2四半期 展望
update: 2025/10/29
来月11月に開示を控えた、主要上場スポーツ企業4社の2025年3月期 第2四半期(4-9月)を展望する。対象は、美津濃(ミズノ)、ゴールドウイン、ヨネックス、ゼットの4社で、9月末日に第2四半期を迎えた企業だ。
前年同期は全社で増収、増益は3社に
コロナ禍が終息した後はおしなべて、各社の業績が順調に回復した。ITやオンラインの活用が促され、効率化が進んだ面もあり、その後の収益も右肩上がりの基調が続いている。円安や慢性化している原材料や物価高の影響はあるが、底堅さは変わっていないようだ。
前年度のミズノの2024年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算は、2ケタの増収増益。売上高、利益共に、第2四半期としては過去最高の収益を更新した。地域別では、全地域で増収となった。
前年度に上場を廃止したデサント。2024年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算は、Chinaビジネスが復調したこともあり、増収増益だった。日本、韓国ビジネスは伸び悩んだ。ブランド別では、「アンブロ」やChina市場の「デサント」が健闘。日本と韓国の市場は、ブームの落ち着きによりゴルフの業績が減収。日本では「アリーナ」「アンブロ」以外のブランドが伸び悩んだ。
ゴールドウインの2024年3月期 第2四半期(4-9月)連結決算は2ケタの増収増益。主力ブランドの「ザ・ノース・フェイス」がけん引したほか、強化ブランドの「ゴールドウイン」も健闘した。第2四半期において、過去最高の収益を更新した。
ヨネックスの2024年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算は、国内外のビジネスが堅調で2ケタの増収。プロモーションや人件費などの経費が増加した影響で、減益に至った。種目別の売上高では、主力の「バドミントン用品」が349億4,700万円(19.4%増)と2ケタの増収だった。












