ヨネックス、2024年3月期 連結決算──増収増益を達成
update: 2024/05/15
ヨネックスの2024年3月期連結決算は、日本や主力のバドミントンが堅調に推移し、増収増益を達成した。円安の後押しもあり、各地域で増収となった。バドミントン用品が2ケタ増とけん引役になった。
バドミントン用品がけん引役に
連結売上高は1,164億4,200万円(8.8%増)と増収。売上総利益率(粗利率)は44.3%(1.4ポイント増)と改善した。日本の粗利が改善したほか、販管費率の増加が抑えられたこともあり、営業利益は116億1,100万円(15.4%増)と増益を達成した。経常利益も121億9,500万円(22.4%増)、当期純利益も88億5,900万円(20.8%増)とそれぞれ2ケタの増益となった。
種目別の売上高では、主力の「バドミントン用品」が726億6,600万円(11.3%増)と好調に推移した。「テニス用品」は172億4,400万円(1.4%減)と横ばい。「ゴルフ用品」が19億円(5.2%減)と苦戦した。
地域別では、「日本」が510億3,900万円(6.9%増)と健闘した。「アジア」も548億4,900万円(10.4%増)と好調な推移だった。「北米」は55億1,200万円(4.9%増)、「ヨーロッパ」が45億1,800万円(18.4%増)と健闘した。
通期の業績見通しは、連結売上高1,260億円(8.2%増)、営業利益125億円(7.7%増)、経常利益125億円(2.5%増)、当期純利益93億円(5.0%増)。1ケタの増収増益を計画している。