外資系上場スポーツ企業、2025年12月期 第3四半期 連結決算まとめ──各社で明暗が分かれる
update: 2025/12/01
外資系上場スポーツ企業の2025年12月期 第3四半期 連結決算をまとめた。各社で明暗が分かれた。アディダス社が業績を伸ばし、プーマ社は損失を計上するに至った。参考に、第2四半期を迎えたアンダーアーマー社の業績も加えている。減収だったが、黒字を回復した。
アディダス社が業績を回復
対象にしたのは、adidas Group(アディダス社)、PUMA(プーマ社)の2社。いずれも12月期決算で、9月末に第3四半期を迎えた。参考に、3月期決算で、9月末に第2四半期を迎えたアンダーアーマー社の業績も加えている。
adidas Groupの2025年12月期第3四半期のは、欧米やアジア地域などのビジネスが健闘し、増収増益を達成した。「Europe」(欧州)と「Footwear」(シューズ)がけん引役になった。「Japan/South Korea」(日本、韓国)も健闘した。連結売上収益は187億3,500万ユーロ(約3兆2,411億5,500万円、1ユーロ=173円で換算)、5.7%増と堅調な推移だった。第3四半期(7-9月)でも増収となった。
一方、PUMA社の2025年12月期 第3四半期(1-9月)の連結決算は、減収となった。主力地域の欧米マーケットが苦戦したほか、商品別では、全カテゴリーで減収。「Apparel」(アパレル)が大きく落ち込んだ。連結売上収益は59億,7,300万ユーロ(約1兆333億2,900万円、同)、8.5%減と減収に至った。
Under Armour,Inc.(アンダーアーマー社)の2026年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算は減収するも、前年同期の損失計上から黒字転換を果たした。連結売上収益は24億6,700万米ドル(約3,626億4,900万円、1米ドル=147円で換算)、4.5%減の減収に至った。















