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ヨネックス、2023年3月期 第3四半期 連結決算──2ケタの増収増益、第3四半期では過去最高益に

update: 2023/02/16

ヨネックスの2023年3月期第3四半期は2ケタの増収増益。 第3四半期で過去最高収益に (画像はサポートするバドミントンのインド代表チーム。 説明資料から抜粋)

ヨネックスの2023年3月期第3四半期は2ケタの増収増益。
第3四半期で過去最高収益に
(画像はサポートするバドミントンのインド代表チーム。
説明資料から抜粋)

ヨネックスの2023年3月期第3四半期(4-12月)の連結決算は、2ケタの増収増益となった。第3四半期では過去最高益を達成した。円安による押し上げ効果もあったようだ。国内外共に、主力の「バドミントン」を中心に好調な推移だった。

通期見通しを上方修正

ヨネックス、2023年3月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

ヨネックス、2023年3月期
第3四半期 財務数値一覧(表1)

連結売上高は796億3,200万円(47.5%増)と2ケタの増収となった。売上総利益率(粗利率)は43.6%(1.2ポイント減)とコスト増などの影響でマイナスになったが、販管費率も低下するなどし、営業利益が93億1,700万円(55.9%増)と第3四半期において過去最高を記録した。

経常利益も91億5,200万円(47.1%増)と好調な推移だった。四半期利益は67億300万円(31.9%増)だった。売上高、営業利益が第3四半期において過去最高額を更新した(表1を参照)。

ヨネックス、2023年3月期 第3四半期 セグメント別・種目別売上高(表2)

ヨネックス、2023年3月期
第3四半期 セグメント別・種目別売上高(表2)


地域別の売上高は、軒並み2ケタの増収となった。「アジア」が「日本」の売上高を上回り、主力地域になった。「日本」は356億4,000万円(30.5%増)、「アジア」が369億4,000万円(66.6%増)。利益面でも「アジア」が73億5,500万円(78.7%増)と稼ぎ頭になった。

種目別の売上高は、主力の「バドミントン」が479億2,100万円(56.1%増)とけん引役になったほか、「テニス用品」も126億5,100万円(54.2%増)と好調な推移だった。「ゴルフ用品」「その他」(ウェア、アクセサリー)なども健闘した(表2を参照)。

通期の業績予想を上方修正している。海外を中心に想定以上に需要が回復している商況を踏まえた。連結売上高1,060億円(42.3%増)、営業利益100億円(48.4%増)、経常利益98億円(35.2%増)で、増収増益の計画だ。