ディアドラ・ジャパン 2016年春夏シーズン
競技ウエアでチームを開拓
update: 2015/07/09
ディアドラ・ジャパン(京都市)の2016年春夏シーズンでは、引き続きランニングカテゴリーに力を入れる。主力のサッカーおよびテニスでは、ウエアのチーム受注を拡大する。一方、スポーツライフスタイルのシューズ類が好調に推移している。
テニスは現状維持
テニスカテゴリーは売り上げを維持している状態だ。数年来、2ケタ増を続けてきた「ディアドラ」ブランドだが、シューズなどにおける競合他社の追い上げもあり、再強化が必要になっている。テニスウエアでは、パーソナルユースや同好会などのニーズを取り込んできたが、今後は高校生を中心にチーム受注にも力を入れ、トータルに市場シェアを獲得していく方針だ。
数シーズン来、展開型数を絞ってきたテニスウエアだが、小売店やエンドユーザーからのよりきめ細かい要望に対応するため、展開サイズを拡大している。市況は2-3年前から好転していると見ている。
サッカーはスパイクシューズで個性派ブランドとしての定位置を確保できているが、過剰供給気味の市況で存在感を高めるのは難しいようだ。中価格帯の1万3,000円台はレッドオーシャン状態。展開するモデルを1万5,000円以上のハイエンド品と、ボリューム層の6,000-7,000円台の2カテゴリーに集約し、効率化を図っている。