住友ゴム工業、テニス展2020年シーズン
ラケットの新モデルを投入
update: 2019/10/07
住友ゴム工業およびダンロップスポーツマーケティングは、2020年シーズンのテニスビジネスにおいて、硬式テニスラケットの新モデル「SX」シリーズを投入する。硬式ボールでは、全豪オープンで採用された「ATP」ボールの拡販も進める。また、「ダンロップ」ブランドのアパレルも一新し、世界規模での認知度向上を図る。
「ダンロップ」ブランドの浸透に力を入れる
今年上期で、長らく日本の総代理店として販売していた「バボラ」ブランドの取り扱いを終了した同社。自社ブランドの「ダンロップ」に集約し、強化・拡大を図ろうとしている。昨年12月から、「ダンロップ」と「スリクソン」のダブルネーム──「DUNLOP POWERED BY SRIXON」の名称で、新モデル「CX」の販売を始めている。
その「CX」に続き、新たに投入するのが「SX」シリーズ。スイートエリアをラケット先端へ広げ、コントロール性を向上させた「CX」と異なり、「SX」はストリングの動きを調整することで、球の操作性を向上させる機能を付加した。
ラケット先端部分のストリングが通る穴=グロメットの形状を縦長、横長にし、打球時にストリングが動く構造にした。ラケットのセンターから下の打球は、打ち出しが高くなりネットにかかる確率が低くなる。同じくセンターから上の打球では、打ち出しが低くなり、飛び過ぎを抑える機能が働く。