TOP > 展示会レポート > 東レ、機能素材展 “快適性”を発揮する...

東レ、機能素材展
“快適性”を発揮する製品に関心が集まる

update: 2022/07/28

1ページ2ページ次のページへ >
東レの機能素材展。 “快適性”を発揮する製品に関心が集まった

東レの機能素材展。
“快適性”を発揮する製品に関心が集まった

東レは機能素材展において、好調なアウトドア市場を意識した素材を提案した。定評のある既存素材のほか、アウトドア同様に活況を呈しているゴルフアパレル向けのニーズ、またサステナブル商品への関心も高まっている。

上期はコロナ禍前の水準まで回復

同社の機能素材部隊の上期は、コロナ禍前の水準まで業績が回復してきている。国内外におけるアスレジャーやアウトドアの需要増、China市場でのスポーツの拡大などプラスの要素があった。下期は世界的なインフレやウクライナ問題の長期化など不透明な要素を考慮し、上期よりも厳しい状況になると予測している。

今回の展示会は通年展開の素材を提案しており、シーズンは限定していない。定評のある既存の素材をはじめ、市場のトレンド変化を考慮して改めて重点的に提案した商材もある。アウトドアやゴルフなど、シーンを分けた編集、提案もあった。

アウトドアなど昨今のトレンドを意識して再提案したのが「NAFLAME®」(ナフレム)。元々、ユニフォーム部隊で扱っていた素材で、“難燃性”が特長でストレッチ性を併せ持つ。アウトドアではキャンプの焚火などのシーンを想定する。スポーツ部隊においてアウトドア向けとして提案したが、来場社からの関心は高かった。