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国内バイクマーケットの現状
ロードは飽和状態、新規ブランドも進出

update: 2013/10/10

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シクロクロスの「アーサー」

シクロクロスの「アーサー」

ここ数年、成長著しい国内バイク(自転車)市場。バイクのほかアパレルなどの市場も盛り上がりを見せていたが、競合が進んで、現在は飽和状態にあるようだ。国内で主流のロード(舗装路)バイク市場では特にその傾向が強いらしい。各社は差別化、シェア獲得に腐心している。

4強が寡占化する市場

プロショップを主体に拡販を目指す「スコット」

プロショップを主体に拡販を目指す「スコット」

日本のロードバイク市場において、年間1万5,000台以上販売しているシェア上位のブランドは、「ジャイアント」(台湾)、「スペシャライズド」(米国)、「トレック」(同)、「キャノンデール」(同)の4つに絞られるという。いずれもインポートバイクを取り扱う。

世界的にはマウンテンバイクのニーズが多い中、日本市場はそのほとんどがロードに集中している。競合が厳しくなり、市場は飽和状態だという。マウンテンバイクも減少傾向にある。そのため濫売(らんばい)状態に陥っており、値崩れが起こっている市況のようだ。

今年1月に設立されたスコットジャパン。欧州で大きなシェアを持つ「スコット」ブランドを展開する。春夏シーズンの柱がバイクで、秋冬シーズンはバックカントリースキーと、強化する種目が変わる。春夏のバイクは卸を通さずにプロショップなどへ直接、取引しようとしている。取り扱い店舗数は300店前後になる見通しだ。