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国内バイクマーケットの現状
ロードは飽和状態、新規ブランドも進出

update: 2013/10/10

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シクロクロスバイクに活路見出すゼット

機能性を追求する「ゴールドウイン」

機能性を追求する「ゴールドウイン」

ゼットはシクロクロス(オフロード)バイクに力を入れている。ロードと正反対のカテゴリーだ。国内のシクロクロス市場は4,000−5,000人規模と想定。市場は盛り上がっていると分析する。国内トップブランドは「リドレー」(ベルギー)。同社では「アーサー」ブランド(チェコ)を展開するが、国内では5−7番手くらいだという。

「アーサー」の2013年度の出荷台数計画は700台。うち500台がシクロクロス向けのモデルだ。2012年度の実績は350台だったので、規模は小さいが順調な伸びだと言える。飽和状態のロードとは一線を画し、シェア拡大の見込めるシクロクロス市場の開拓を進めている。

トライアスロン専用「シーポ」

トライアスロン専用「シーポ」

同社がもう1つ展開しているバイクブランドが「シーポ」。これはトライアスロン専用バイクとして拡販を進めている。2013年度目標は450台(2012年度実績は320台)。「アーサー」同様、規模は小さいが、着実にシェアを確保していこうという姿勢が見られる。

今シーズンからアパレル関連アイテムに集約したゴールドウイン。「スコット」バイクはジャパン社へ取り扱いを移管した。機能性重視の商品企画に改め、バイクの専門店やシリアス層への拡販を視野に入れている。

自社ブランドの機能アンダー「C3fit」との協業アイテムも開発。今春の動きは良いという。今シーズンは機能追求型のアイテムが好調。来シーズンも引き続き機能性を訴求していく。