ゴールドウイン「エレッセ」
テニス専門店、ウインザーと協業ショップを出店
30-50代の愛好家がターゲット
update: 2015/04/28
競技系ショップの新しいひな形になるか
店舗管理はゴールドウインとウインザー商事からスタッフを派遣し、共同運営する。用具選びのサポートやガット張りなどは、技術を持ったウインザー商事のスタッフが担当する。両社にとって、全く新しい試みである。
店舗面積は44坪。店内は白を基調にした洒脱なデザインに仕上げた。品揃えは主要ブランドのラケットをはじめ、「エレッセ」ブランドのアパレルやシューズ、アクセサリー類、他ブランドのアクセサリー類で構成する。同店限定のアイテムも展開するほか、インポート品も取り揃える。また、テニスの4大大会に合わせた情報発信や、エレッセ契約プロによるテニスクリニックの開催も実施する計画だ。
今後の出店計画は、この1号店を軌道に乗せてから検討する考えのようだ。出店立地はSCに限定しておらず、同店のコンセプトに合致した場所であれば前向きに検討する。かねてスポーツ専門店では、いかにアパレルの導入や店頭をスタイリッシュに演出するかが課題の1つになっていた。汎用性の高いゴルフウエア系ショップでは試みられている事例は珍しくないが、こうした競技系種目でライフスタイルを意識した業態はまだ少ないと言っていいだろう。競技系ショップの新しいひな形になるだろうか、興味深い。