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ゴールドウイン「エレッセ」
テニス専門店、ウインザーと協業ショップを出店
30-50代の愛好家がターゲット

update: 2015/04/28

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ゴールドウインとウインザー商事が 協業した新業態 「ellesse tennis club  with windsor racket shop」

ゴールドウインとウインザー商事が
協業した新業態
「ellesse tennis club
with windsor racket shop」

ゴールドウインは4月21日、テニス専門店のウインザー商事と協業で玉川髙島屋SC(東京都世田谷区玉川)の南館5階に新業態ショップ「ellesse tennis club with windsor racket shop」(エレッセテニスクラブ ウィズ ウインザーラケットショップ)を出店した。テニスラケットなどの用具類と「エレッセ」ブランドのアパレル類を同時展開する。ファッション性を考慮し、スタイリッシュなショップに仕上げている。

競技色抑え、スタイリッシュを意識

競技とライフスタイルを融合させた

競技とライフスタイルを融合させた

日本で最初のショッピングセンター(SC)と言われる玉川髙島屋SC。典型的な郊外型SCで、全国の同様の施設から常に関心を集めている。「ellesse tennis club with windsor racket shop」はこうした郊外型立地のSC内に出店した。百貨店や競技志向の部活生など既存顧客とは一線を画したSC来館者を対象にする。

ウインザー商事は全国に11店舗のテニス専門店「ウインザーラケットショップ」を展開しており、既存店は競技者層の利用も多い。昨今、テニスウエアを強化しているが、競技色が色濃い専門店のイメージが強い。今回の新業態はそうした既存店と一線を画したコンセプト、内装デザイン、品揃えで、新規顧客を取り込もうとしている。

主なユーザー層は30-50代のテニス愛好家。昔テニスをプレーしていた回帰組や、テニスをロイヤルスポーツとして楽しむ層をイメージしている。メーンブランドは「エレッセ」だが、シューズやバッグではユーザーのメリットを考慮し、他ブランドも扱っている。メンズ商材もあえて多めに扱っており、幅広い来店を狙っている。施設周辺にはテニスコートが複数存在することもあり、「上質なものを求める顧客が多く、ショップコンセプトに合致した立地」(ゴールドウイン)だと判断した。