アコーディア・ゴルフ 2015年3月期 連結決算
アセットライトの影響で減収減益に
ゴルフ用品販売は堅調に推移
update: 2015/05/21
ゴルフ場運営を手掛けるアコーディア・ゴルフの2015年3月期連結決算は、期中に実施したアセットライトの影響で減収減益になった。所有するゴルフ場が減少したことが直接の要因だ。
事業構造の転換期
昨年8月1日付で、所有する133コースの内、90のゴルフ場をビジネス・トラストへ譲渡した。資産を軽くし、効率化を図ると共に、譲渡したコースの運営を受託することにより、運営受託収益を挙げる。より効率の良い収益構造へ転換し、ROEを高める狙いがある。今後も収益性が安定したゴルフ場について、アセットライトを計画している。
部門別では、ゴルフ場運営とレストランが減収したが、ゴルフ用品販売が健闘した。売上総利益率に該当する営業総利益率は2.1ポイント改善した。財務面の数値は大きく変わっていない。効率性指標は販管費率が増加したが、資本の回転率はほぼ横ばいだった。流動性指標は、全体的に低下している。自己資本が減少した影響で、D/Eレシオがやや悪化した。
通期ではアセットライトの影響で減収になるが、利益面では営業・経常段階で黒字を計上する計画だ。今期中もゴルフ場売却を進める可能性がある。