PUMA、2024年12月期 第3四半期──減収減益に
update: 2024/11/25
PUMAの2024年12月期 第3四半期(1-9月)の連結決算は、減収となった。主力地域の欧米マーケットが苦戦した。商品別では、全カテゴリーで減収。主力の「Footwear」が伸び悩んだ。
EMEAが伸び悩み、コストも増加
連結の売上収益は65億,2700万ユーロ(約1兆377億9,300万円、1ユーロ=159円で換算)、1.4%減と減収に至った。売上総利益率(粗利率)は47.4%(1.2ポイント増)と改善したが、販管費率が39.6%(1.4ポイント増)と増加したこともあり、営業利益(EBIT=税引前利払前利益)は5億1,300万ユーロ(約815億6,700万円、同)、2.7%減と減益に至った。
同様に、税引前利益(EBT)も3億9,700万ユーロ(約631億2,300万円、同)、12.0%減の減益。四半期利益も2億5,700万ユーロ(約408億6,300万円、同)、15.4%減の減益に至った(表1を参照)。
地域別では「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)が売上収益26億7,900万ユーロ(約4,59億6,100万円、同)、2.6%減と苦戦した。「Americas」(米州)が同25億4,900万ユーロ(約4,052億9,100万円、同)、0.2%増と微増した。日本を含む「Asia/Pacific」(アジア・太平洋)は、12億9,800万ユーロ(約2,063億8,200万円、同)、2.0%減と苦戦した。
部門別では「Footwear」が同35億1,800万ユーロ(約5,593億6,200万円、同)、0.9%減と伸び悩んだ。「Apparel」(アパレル)は同20億7,700万ユーロ(約3,302億4,300万円、同)、1.3%減と減収に至った。