住友ゴム工業、2024年12月期 連結決算 『スポーツ』事業──微減収、減益に
update: 2025/02/27
住友ゴム工業の2024年12月期連結決算の『スポーツ』事業は微減収、減収となった。主力の「ゴルフ用品」が伸び悩んだ。地域別では、主力の「日本」のほか「アジア」が苦戦したが、欧米は堅調な推移だった。
日本とアジアが苦戦、ゴルフ用品が伸び悩む
『スポーツ』事業の売上収益は、1,256億5,000万円(0.8%減)の微減となった。ゴルフクラブ「スリクソン」は健闘したが、韓国市場の景況悪化、北米での競合激化などが影響した。
テニス用品は日本と北米で増収を達成。欧州では苦戦したが、売上収益は前年を上回った。ウェルネス事業は2024年12月上旬、全株式を譲渡している。事業利益は78億7,800万円(36.9%減)と大きく落ち込んだ。
地域別の売上収益は、主力の「日本」が404億円(6.9%減)と苦戦した。「北米」は365億円(3.7%増)と引き続き堅調だった。「欧州」は200億円(7.5%増)と健闘。「アジア」は226億円(5.8%減)と伸び悩んだ。
通期の業績見通しは、売上収益が1,245億円(1.0%増)とほぼ前年度並みの水準だ。事業利益は80億円(1.3%増)とこちらもほぼ前年並みの見通しだ。