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新春 財務分析レポート⑥
グローブライド
財務体質が改善、釣具の主力は変わらず
──2010年3月期(2009年度)と2014年3月期(2013年度)との比較──

update: 2015/01/14

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反転攻勢の体制が整う

グローブライド 2010/2014年3月期 部門別売上高

グローブライド
2010/2014年3月期 部門別売上高

売上規模は13年度でようやくリーマンショック前の水準を回復した。財務面では前述の通り、経営の改善効果が徐々に見られるようになった。有利子負債は09年度295億円が13年度264億円と30億円ほど減少し、自己資本比率は10.1%から22.5%に増加したため、D/Eレシオが5.6から1.9倍へと大幅に改善した。

ROAは09年度1.81から13年度3.05へ改善。ROEは当期純利益が約10倍に増えた一方で、自己資本比率も倍増した影響で、09年度6.04が13年度25.07と約4倍に増加した。

売上高総利益率は09年度37.39%が13年度37.46%と微増。営業利益率は3.73%から3.42%と微減した。総資本回転率は09年度1.15回が13年度1.17回と微増。流動資産回転率は09年度1.95回が13年度1.94回とほぼ横ばいだった。棚卸資産回転率が3.95から3.62回に、商品回転率が2.47から2.26回に減少しているため、効率的な在庫の消化が課題の1つだと思われる。