Under Armour、2025年3月期 連結決算──減収、損失を計上
update: 2025/02/12
Under Armour(アンダーアーマー社)の2025年3月期第3四半期(4-12月)の 連結決算は、減収となった。販管費の増加が影響し、損失を計上するに至った。主力のアパレルが苦戦したほか、「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)を除く全地域で減収に至った。
北米、アパレルが伸び悩む
連結の売上収益は39億8,300万米ドル(約6,253億3,100万円、1米ドル=157円で換算)、8.8%減と減収に至った。売上総利益率(粗利率)は48.3%(1.8ポイント増)と改善したが、販管費率が増えた影響で、営業損失1億1,300万米ドル(約177億4,100万円、同)で損失を計上するに至った。
税引前損失は1億2,400万米ドル(約194億6,800万円、同)。四半期損失は1億3,300万米ドル(約208億8,100万円、同)だった。販管費の増、組織改善のための「Restructuring Charges」(再編費用)の計上も足を引っ張った。
商品別の売上収益では、「アパレル」が26億7,100万米ドル(約4,193億4,700万円、同)、8.3%減と苦戦した。同じく「フットウエア」も9億2,400万米ドル(約1,450億6,800万円、同)、11.6%減で、2ケタの減収となった。
地域別では、主力の「North America」(北米)が24億1,600万米ドル(約3,793億1,200万円、同)、11.6%減と苦戦した。「EMEA」は8億700万米ドル(約1,266億9,900万円、同)、1.3%増と堅調な推移。日本を含む「Asia-Pacific」(アジア・太平洋)は5億9,000万米ドル(約926億3,000万円、同)、8.6%減と苦戦した。