アシックス、2024年12月期 第1四半期──2ケタの増収増益に
update: 2024/05/22
アシックスの2024年12月期第1四半期(1-3月)は、2ケタの増収増益を達成した。売上高、営業利益、四半期利益が過去最高を記録した。主力の「パフォーマンスランニング」を中心に好調な推移だった。
収益が過去最高を記録
連結の売上高は、1,741億200万円(14.3%増)で2ケタの増収。「パフォーマンスランニング」「オニツカタイガー」などが好調に推移し、第1四半期としては過去最高額となった。
売上総利益率(粗利率)は54.5%(4.3ポイント増)と大きく改善した。高付加価値製品へのシフトやチャネルミックなどの効果が表われた。販管費率が低下したこともあり、営業利益は338億1,200万円(52.9%増)と大きく成長、過去最高額を更新した。四半期利益も267億3,700万円(63.9%増)で過去最高となった。
カテゴリー別の売上高は、主力の「パフォーマンスランニング」が878億円(12.8%増)と好調を持続。「オニツカタイガー」が180億円(48.7%増)と健闘した。地域別でも日本(アシックスジャパン)、北米、中華圏が2ケタの増収を達成した。
通期の業績予測に変更はない。連結売上高5,900億円(3.4%増)、営業利益580億円(7.0%増)、経常利益530億円(4.6%増)、当期純利益360億円(2.1%増)の増収増益を計画している。