アルペン、2024年6月期 第2四半期 連結決算──微増収、減益に

update: 2024/02/20

アルペンの2024年6月期の第2四半期（7－12月）連結決算は微増収、減益となった。売り上げは微増したが、在庫や経費の増加が影響し減益に至った。部門別では、一般競技スポーツ、スポーツライフスタイル分野が健闘した。

ゴルフ、アウトドアが苦戦

連結の売上高は1,224億100万円（1.8％増）の微増収。猛暑や暖冬の影響で収益性が悪化した。第2四半期の業績は、当初の見通しを下回る結果となった。売り上げで約75億円、営業利益で約18億円下振れした。

売上総利益率（粗利率）は店頭売りの低迷による在庫の増加も影響し、39.2％（1.1ポイント減）と悪化した。出店経費など販管費率も増えたため、営業利益は15億200万円（62.2％減）の減益に至った。経常利益も同様に23億2,100万円（49.9％減）と減益だった。

部門別の売上高では、主力の「ゴルフ」が456億1,000万円（3.6％減）と苦戦した。「競技・一般スポーツ」は280億600万円（16.2％増）と回復している。「スポーツライフスタイル」も278億8,700万円（4.3％増）と堅調な推移だった。

第2四半期までの推移を鑑み、通期の業績見通しを下方修正している。連結売上高は125億円減の2,524億6,000万円（3.2％増）、営業利益は35億円減の32億円（36.8％減）、経常利益は32億円減の46億8,000万円（32.5％減）で、微増収減益の計画だ。