adidas AG、2022年12月期 第3四半期 連結決算──1ケタの増収、経費増の影響で減益に
update: 2022/11/21
adidas AGの2022年12月期第3四半期は
増収減益に（画像は説明資料から抜粋）
adidas AG（アディダス社）の2022年12月期第3四半期（1－9月）連結決算は、1ケタの増収となった。利益面では、経費増の影響もあり減益に至った。「North America」（北米）は好調に推移したが、「Greater China」（中華圏）が苦戦した。
北米が健闘、中華圏が苦戦
adidas AG、2022年12月期
第3四半期 財務数値一覧（表1）
連結の売上収益は173億600万ユーロ（約2兆4,401億4,600万円、1ユーロ＝141円で換算）、7.5％増。売上総利益率（粗利率）は49.7％（1.5ポイント減）と低下した。経費増や値引き率の上昇などが影響したようだ。
営業利益は粗利率の減少やコスト増などが影響し、13億9,300万ユーロ（約1,964億1,300万円、同）、27.5％減の減益に至った。同様に税引前利益も11億2,200万ユーロ（約1,582億200万円、同）、37.9％減の減益となった。
adidas AG、2022年12月期
第3四半期 地域別売上高（表2）
地域別では、「North America」（北米）が売上収益48億5,800万ユーロ（約6,849億7,800万円、同）、27.8％増と好調な推移だった。主力の「EMEA」（欧州・中東・アフリカ）は同64億7,700万ユーロ（約9,132億5,700万円、同）、9.3％増。「Greater China」（中華圏）が同26億5,900万ユーロ（約3,749億1,900万円、同）、25.3％減と苦戦した。
