アルペン、2022年6月期 連結決算
粗利率の低下や経費増で微減収減益に
update: 2022/09/29
アルペンの2022年6月期は微減収減益に。
「ゴルフ」ビジネスが健闘した
スポーツ小売店、アルペンの2022年6月期連結決算は、粗利率の低下や経費増が影響し微減収減益となった。「ゴルフ」ビジネスは健闘したが、一般スポーツやライフスタイル系の商材が苦戦した。
「ゴルフ」ビジネスがけん引役に
アルペン、2022年6月期
財務数値一覧（表1）
連結売上高は2,323億3,200万円（0.4％減）とほぼ前年度並みの数値。「ゴルフ」ビジネスはプラス成長したが、「競技・一般スポーツ」「スポーツライフスタイル」が減収に至った。「アウトドア」も既存店ベースではマイナスだった。競合激化の影響もあったようだ。全体では、新規出店により増収となった。
売上総利益率（粗利率）が39.8％（2.6ポイント減）と低下。販管費率が増加したこともあり、営業利益が71億5,300万円（52.6％減）の減益となった。経常利益は89億8,800万円（46.6％減）の減益。当期純利益も53億1,000万円（50.7％減）の減益に至った。
アルペン、2022年6月期
部門別売上高（表2）
部門別売上高は前述の通り、「ゴルフ」が931億2,600万円（4.6％増）と堅調な推移だった。「スポーツライフスタイル」が521億4,100万円（3.6％減）、「競技・一般スポーツ」が470億3,400万円（7.6％減）と苦戦した。
通期の業績は、連結売上高2,480億円（6.7％増）、営業利益72億円（0.7％増）、経常利益86億5,000万円（3.8％減）で、増収減益を計画している。
