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ゼビオホールディングス、2022年3月期 連結決算
2ケタの増収増益を達成

update: 2022/06/03

ゼビオホールディングス、2022年3月期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングス、2022年3月期
財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングスの2022年3月期連結決算は、ゴルフや一般競技スポーツが健闘し、2ケタの増収増益を達成した。全部門で増収となった。コロナ禍前の一昨年(2020年3月期)の業績水準にほぼ回復した。

ゴルフ、競技スポーツが健闘

連結売上高は2,232億8,200万円(10.3%増)と2ケタの増収。売上総利益率(粗利率)は39.0%(0.1ポイント増)とほぼ横ばいだったが、販管費率が低下したこともあり営業利益が49億9,900万円(80.7%増)と大きく回復した。経常利益も78億5,100万円(80.8%増)と好調な推移だった。

売上高は一昨年の2020年3月期の水準(2,253億円)にほぼ回復した。利益面では 営業利益(2020年3月期は52億円)がやや下回ったが、経常利益(同58億円)が上回った。営業外収益の助成金収入16億円が後押しになった。

ゼビオホールディングス、2022年3月期 部門別売上高(表2)

ゼビオホールディングス、2022年3月期
部門別売上高(表2)

部門別の売上高では、「ゴルフ」が770億3,700万円(21.1%増)とけん引役になった。「一般競技スポーツ」も645億8,600万円(9.7%増)と好調な推移だった。「ウィンタースポーツ」も108億6,500万円(20.7%増)と健闘した。

期末の店舗数は899店(出74、退39)。「スーパースポーツゼビオ」が164店(出5、退5)、「ヴィクトリアゴルフ」が166店(出15、退6)、「エルブレス」が83店(出11、退4)。通期の業績予想は、連結売上高2,415億1,600万円(8.2%増)、営業利益70億3,100万円(40.6%増)、経常利益76億8,500万円(2.1%減)。