アシックス、「オニツカタイガー事業」を分社化──経営の意思決定を明確化する狙い
update: 2026/06/11
アシックスが6月10日、会見を開き、「オニツカタイガー事業」を分社化すると正式に発表した。来年(2027年)1月1日をめどに同社の100%子会社の新会社「株式会社OT GROUP」へ、国内外の関連事業を承継する。経営の意思決定を明確化し、ブランドの価値向上を目指す狙いがある。
日本発のラグジュアリーファッションブランドとしての価値向上を目指す
「オニツカタイガー」は、アシックスの創業者である鬼塚喜八郎氏が1949年に立ち上げたシューズブランド。アシックス設立を機に休止していたが、2002年にスポーツライフスタイルブランドとして復刻された。アシックスの強みである機能性を持ちながら、色目やデザインなどのファッション性を付加した点が特徴だ。
ランニングに軸足を置く「アシックス」ブランドとは個性の異なる「オニツカタイガー」。ブランドに適した経営判断や動きができるようカンパニー制を採ってきた経緯がある。「更にそのカンパニー制を進化させ、独立性を高めるため、分社化を決断した」(アシックスの廣田康人 代表取締役会長CEO)。
新会社「株式会社OT GROUP」(東京都港区)の代表取締役社長CEOには、オニツカタイガーカンパニーのカンパニー長、庄田良二氏が就任した。庄田社長は「『オニツカタイガー』のブランド・エクイティー(資産価値)を長期的に高めていく目的がある」と、分社化の意義を説明した。エンドユーザーの認知や満足度が高まることで、ラグジュアリーファッションブランドとしての価値も向上すると考えている。













