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ヒマラヤ、2020年8月期 第3四半期
減収・損失を計上

update: 2020/06/29

ヒマラヤ、2020年8月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

ヒマラヤ、2020年8月期
第3四半期 財務数値一覧(表1)

ヒマラヤの2020年8月期の第3四半期(9-5月)連結決算は、天候不順や消費増税、年明け後の新型コロナウイルスの発生などの影響を受け、減収・損失を計上するに至った。今後の商況が見通せないため、通期見通しを取り下げて数値目標を「未定」に改めた。

コロナ禍が業績の足を引っ張る

連結売上高は410億4,800万円(18.9%減)の減収。売上高総利益率(粗利率)は、冬物処分や9月に実施した消費増税前のセールが影響し、33.0%(0.7ポイント減)と低下した。販管費率が36.9%(4.1ポイント増)と増加した影響もあり、営業損益が15億7,500万円(前期は営業利益4億6,400万円)の営業損失となった。経常損失は14億7,300万円(前期は経常利益5億5,500万円)と減益だった(別表を参照)。

部門別では、「一般スポーツ用品」が前年同期比20.9%減と大きく落ち込んだ。「ゴルフ用品」は同16.6%減と2ケタの減収。「アウトドア用品」は同8.2%減と苦戦。「スキー・スノーボード用品」は暖冬の影響もあり、同32.3%減と苦戦した。

通期の業績見通しは、「未定」に修正している。連結売上高636億3,000万円、営業利益7億円、経常利益8億4,000万円、当期純利益3億8,000万円の通期見通しを掲げていた。