『店頭レポート』
Osaka Station West 「ALBi」
update: 2011/09/12
梅田地区の集客増で波及効果も
大阪駅周辺には「ALBi」のほかに、ICI石井スポーツの「IBS 大阪本店」や「ロッジ」などアウトドア関連の小売店が出店する。阪急百貨店イングス館にもアウトドア売り場があるし、今年5月に新規開業したJR大阪三越伊勢丹内にもアウトドアの編集売り場がある。大阪・梅田はちょっとしたアウトドア集積地になっている。しかし、こうした同地区内の競合過多による影響はほとんどないようだ。むしろ、「アウトドア商材を求めて梅田にファンが集まっている。売り上げは伸びているし、(アウトドア関連ショップの)出店は大歓迎」(好日山荘大阪梅田店)という声もある。
一方「ALBi」では、ポイントカード(クレジット機能はなし)の会員を募っている。約3700人にまで増えてきた。目標は1万人だという。施設自体が小振りになった分、各テナントとの意思疎通が密になるなどメリットも増えた。しかしその半面で販売促進力が弱くなってしまった。最寄りの大阪駅改札から通りを1本渡って来なくてはならず、アクセス面でのマイナス点もある。
当面は認知度をどれだけ高められるかが課題のようだ。また、デイリーゾーンの底上げも強化ポイントである。