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『店頭レポート』
Osaka Station West 「ALBi」

update: 2011/09/12

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テナントが個性発揮

周辺店舗と買い回りが見られる「ザ・ノース・フェイス プラス」

周辺店舗と買い回りが見られる「ザ・ノース・フェイス プラス」

館全体の利用客に男女の偏りはない。各テナントでは、ブランドの個性によって客層に違いがあるという。例えば、「フェールラーベン」は来店客の70%が女性。その半面、「コロンビアスポーツウェア」は60%が男性客だという。「ザ・ノース・フェイス プラス」は80%が男性客。「エーグル」は70%が女性客だ。「モンベル」は男性客の方が多いほか、年配層の比率が上がる。川ガール(渓流釣り)を提案している「フォックスファイヤー」では女性客が増えているという。セレクトショップ「モーション」の男女比率は半々だが、購買客層は30代が多い。

「エーグル」は「CW-X」とのコラボレーション品や、「リバティ」ブランドとのコラボブーツなどが女性客に買われている背景がある。「ザ・ノース・フェイス」は高機能性がベースで、元々男性客に強い。各ブランドがバランスよく補完し合っているようだ。各店を回って「比較購買できる点」(ALBi広報担当者談)が相乗効果を生んでいるらしい。

堅調なテナントは「コロンビアスポーツウェア」「モーション」「エーグル」「フォックスファイヤー」「ザ・ノース・フェイス」など。中でも「ザ・ノース・フェイス」は、ヨットにルーツを持つ「ヘリーハンセン」も展開し、売り上げに占める比率は当初目標15%を超えて20%と高い数値だ。新しい提案商品が支持を集めている。また同ブランドは、梅田地区に何店かインショップ(好日山荘大阪梅田店、阪急百貨店イングス館)を展開するが、そういった他店舗との買い回りも見られるという。

新しいコンセプトの「デイリーニーズ」の区画は苦戦している。認知が不足していることが原因の1つとみられる。雑貨類は顧客を徐々に取り込んでおり堅調だ。