スポーツ専門店を導入したファッションビル
大阪・阿倍野、Hoopの試み
update: 2014/01/14
学生層を中心に新規客を取り込む
昨年4月、手始めに3階へ「オニツカタイガー」を、5階に「ABCマート メガステージ」をそれぞれ導入。3階の「オニツカタイガー」はスポーツカジュアルとして展開、5階の「ABCマート」はランニングニーズを意識し「ナイキ」や「アディダス」など外資ブランドのウエアも置いている。
そして昨年11月8日に3階へ「アディダス オリジナルス」を導入し、スポーツカジュアルの集積を強化した。5階へは同月2日にバスケットボール専門店「B.ball」(ビーボール)を、同16日にはサッカーショップ「KAMO」(カモ)を出店。12月5日にはラケットスポーツ専門店「ビーウェイ」がオープンした。Hoopの下層階(1-3階)は従来通りの高感度ファッションテナントで構成し、4階は雑貨、5階はアクティブ(競技スポーツ)、6階は趣味というフロアに改めた。
中でも「ビーボール」はオープン初日の売上高が350万円に達するなど順調なスタートを切った。年明けの初売り(1月2日)では福袋が好評で550万円を売り上げた。同店は梅田に既存店舗を持つが、外商ビジネスも展開しているため大阪市内でも一定の認知度がある。こうした後押しもあり、好調なスタートにつながったようだ。中学・高校生を中心に新規の競技者層を取り込めている。