「グランフロント大阪」のスポーツ系ブランド(下)
品揃えを工夫、新規顧客開拓も視野に
多店舗展開メーカーは住み分けを考慮
update: 2013/05/02
日常着、タウンユースを意識
「アルビ」に既存店舗のある「モンベル」。「グランフロント大阪」の店舗では、初心者が入りやすい売り場環境にした。登山用品を主体にするが、より専門性の高い商材は「アルビ」店で扱う。同じく「アルビ」に既存店舗がある「フォックスファイヤー」は、女性に軸足を置いた。あまりハードな打ち出しはしていない。もちろん、既存店と住み分けるためである。
フェニックスの「インハビタント」も、スノーボードなど競技性が高いアイテムではなく、そこからタウンや日常着などへ派生したライフスタイルを切り口にする。関西初出店である。
北館1階に出店した「ロックポートストア」はグローバル店舗と同様のレギュレーション(決まり事)で構築されている。吉祥寺や台場、横浜など関東ではすでに数店を展開しているが関西は初出店で、フラッグシップに位置付ける。既存店ではコンフォートシューズやビジネスシューズのイメージが強い同ブランド。この新店では、現在強化中のレディスをメーンに打ち出している。ただしイメージ部分だけで、品揃えはメンズ・レディスで半々だという。バッグ類も女性アイテムを中心に取り揃える。