TOP > 店頭レポート > ウィッツ、ゴルフウエアブランドの複合...

ウィッツ、ゴルフウエアブランドの複合型業態「トヴホ・プラス・スタッツ」の多店舗展開を推進

update: 2021/04/19

他社ブランドとの複合ショップ 「トヴホ・プラス・スタッツ」の 多店舗展開を進めている

他社ブランドとの複合ショップ
「トヴホ・プラス・スタッツ」の
多店舗展開を進めている

「ダンスウィズドラゴン」などゴルフウエアを手がけるウィッツ(京都)が、同じくゴルフウエアを展開するスタッツ(東京)と協業したショップ「トヴホ・プラス・スタッツ」の多店舗展開を進めている。今月28日には大丸梅田店に出店を予定しているほか、今秋以降も展開店舗数を増やし、当面、全国で10店舗体制を目指す。

今秋をめどに10店舗を目指す

昨秋、髙島屋大阪店に1号店をオープンした「トヴホ・プラス・スタッツ」は順調に展開店舗数を増やし、今年3月時点で6店(丸井今井札幌本店、銀座松屋、髙島屋大阪店、大丸京都店、あべのハルカス近鉄本店、いよてつ髙島屋)に拡大した。大丸梅田店が加わると計7店舗体制となる。

「トヴホ」はウィッツが手掛けるゴルフウエアブランドで、名前の由来“トヴホ”(昆虫のトンボ)がブランドロゴだ。藍染めや京鴨ダウンなど、和柄や日本伝統のテイストを採り入れた点が特徴。「スタッツ」はデザイン性と機能性を両立した大人のゴルフウエアで、複数のブランドを扱う。

出店立地は百貨店のゴルフウエア売り場やメンズカジュアル売り場。コロナ禍の影響で、百貨店のメンズ売り場が苦戦し、新しいブランドや商材が求められていた背景があった。「トヴホ・プラス・スタッツ」は切り口を替え、よりメンズカジュアルを意識した商品構成だ。ゴルフウエアの新しい可能性と百貨店メンズカジュアル売り場の活性化も狙い、他社ブランド同士による複合業態が生まれた。

ウィッツは以前、遠鉄百貨店など地方店舗で、「プーマ」や「カッパ」などと協業した複合ショップを運営していた経験がある。単一ブランドによる店舗運営のリスクを軽減し、互いのブランド発信力を高める目的もある。