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「グランフロント大阪」のスポーツ系ブランド(下)
品揃えを工夫、新規顧客開拓も視野に
多店舗展開メーカーは住み分けを考慮

update: 2013/05/02

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新コンセプトの「エーグル」

新コンセプトの「エーグル」

「エーグル」は東京の原宿・明治通りにある路面店舗と同じコンセプトのショップを出店した。パリや北京、香港にある店舗と同じコンセプトだという。よりタウン寄りの品揃えが特徴である。阪急梅田本店の「イングス」や「アルビ」の既存店はアウトドアが基軸だ。イングスやアルビなど「アウトドアに特化した店舗」とは異なり、原宿や今回の新店は「ライフスタイルの中にアウトドアがある」という位置付けだ。ザックなど山寄りの商材は絞り込んでおり、新しい顧客を開拓するのが目的だ。


「ビクトリノックス」は日本初のコンセプトショップ

「ビクトリノックス」は日本初のコンセプトショップ

新しいコンセプトデザインショップの1号店を出したのがビクトリノックス・ジャパン。南館5階に「ビクトリノックス」の店名で出店する。スイスのアーミーナイフが有名で、かつてはゴールドウインがライセンス展開していたこともあり、アウトドアテイストを持つブランドとしても認知されている。この新店はグローバルの旗艦店舗(ニューヨーク、トロント、香港、ロンドンなど計8店)に位置付けられ、通算9店舗目に当たる。関西のフラッグシップでもある。アーミーナイフをモチーフに取り入れた内装や直営店初の時計、包丁などのキッチンツール、バッグ類、インポートのアパレルなど、他のグローバル店舗と同じブランド観を演出する。