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「グランフロント大阪」のスポーツ系ブランド(上)
タウンユース、ファミリー層を意識
商業棟・南館5階に集積売り場

update: 2013/04/30

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タウンユースを意識した 「カンタベリーオブニュージーランド」

タウンユースを意識した
「カンタベリーオブニュージーランド」

そのほか阪急うめだ本店の「イングス」をはじめ、阪神うめだ本店、大丸梅田店の百貨店にもアウトドア関連売り場が存在する。JR西日本グループのデベロッパー、ジェイアール西日本クリエイトが管理・運営する商業施設「アルビ」も、アウトドアショップを主軸に据える。この施設に出店していた「ザ・ノース・フェイス プラス」は、「グランフロント大阪」の開業を機に、移転した。「アルビ」のアンカーテナントである「モンベル」や、フィッシング関連が主力の「フォックスファイヤー」、「エーグル」などのアウトドアブランドは、「アルビ」に既存店を残し、「グランフロント大阪」へ新たに店舗を構えている。「ティンバーランド」もJR三越伊勢丹に出店するが、「グランフロント大阪」へも新店舗を構えた。「ザ・ノース・フェイス」や「エーグル」などは「イングス」にも出店している。ファッションブランドの間では、「グランフロント大阪」の開業は過剰供給になるという指摘があるが、スポーツブランドにおいても同じことが言える。

昨今、スポーツ市場で元気な分野はランニングやアウトドア。「グランフロント大阪」のスポーツ関連テナントを見ていくと、同施設がスポーツ分野の流行を取り入れようとした意思がうかがえる。北館の「ナレッジキャピタル」には国内最大規模の「アシックスストア大阪」が入居しているし、同館5階と6階には前述の「好日山荘」が出店する。規模の小さい物販関連では、南館5階にアウトドア関連テナントが集積する。北館1階にはアディダスグループのシューズブランド「ロックポート」が出店している。ゴルフ関連のショップは、南館1階に「ビームス ゴルフ」が関西初出店している以外ほかに見られない。すでに周辺百貨店を中心にゴルフウエアブランドが多くの店舗を構えていることも影響しているとみられる。