ゼットクリエイト 和田耕一 代表取締役社長
今年は“バランスの経営”を重視
update: 2015/06/18
海外市場開拓も視野に
一方、「コンバース」は引き続き堅調だ。「コンバース」は、増収増益。バスケットボールウエア市場において15%くらいシェア取れているという。
「バスケウエア市場でトップを取れたと思います。カバンが10%増と良く売れました。ウエアも5%増で、昇華プリント物を中心によく売れた。Tシャツは企画が良くて、レディスとジュニアがよく売れ、17%増。デイパックも良く売れた。ネット流通も増えました。バスケ市場は堅調で、若干伸びていると思います」
今期の見通しは、微増収増益。為替の影響も計算でき、想定内にとどめられるようになってきた。ウェブ販路も新規販路の1つに掲げている。また、海外売りも今後の取り組み課題だ。
「野球市場では韓国が日本の10-15分の1の規模、台湾はその半分と言われています。やはり日本を攻める方が効率的だが、(売上比率が10%弱の)海外市場も、もう一度見直す必要あるでしょう。中国も人口が多いし、アジアに関しては見直し中です」
略歴 和田耕一(わだ・こういち)氏 1950年生まれ。75年4月、伊藤忠商事に入社。2007年4月、同社ファッションアパレル部門長(役員就任)。11年7月、ゼットクリエイト、顧問。11年10月、同社取締役社長代行。12年4月1日から同代表取締役社長。14年4月、ゼット、常務取締役製品事業本部長。