SSKエンタープライズ 代表取締役社長 菊池真次 氏
「ショッフェル」売上高10億円を第一目標に
update: 2015/01/14
昨年秋、主にエスエスケイのアウトドア品を扱うSSKエンタープライズの代表取締役社長に就任した菊池真次氏。エスエスケイ本体の取締役 管理本部長 兼 物流本部長も務める。今期(2015年7月期)は今年からアウトドアの新ブランド「Schoffel」(ショッフェル)をスタートする節目のシーズンだ。新規ブランド展開を控え、今年の強化ポイントについて菊池社長に話を聞いた。
15年秋から「Schoffel」本格展開
14年秋冬までインポート(ライセンス品は13年秋冬まで)商材を展開していたアウトドアの「フェールラーベン」が、SSKエンタープライズの主力ブランドだった。契約の終了に伴い、15年春夏から新たに、ドイツ発祥の「ショッフェル」を取り扱うことになった。
「今期はブランドの移行期に当たります。15年春夏は一部直営店舗で『フェールラーベン』を扱いますが、15年秋以降は『ショッフェル』に完全移行します。店名も『ウォークポイント』に改称し、『サロモン』のアパレルや『メレル』のシューズなどで構成します。今秋からは『ショッフェル』ストアとして再スタートを切ります。インポート品にはバッグがないので、ライセンス生産する予定です」
2014年度の「フェールラーベン」は、14年春夏からアパレルのライセンス生産を休止していたこともあり、前年比90%強の結果だった。「カンケン」バッグは引き続き好調で、円安の影響で売価が上がったにも関わらず、売り上げを伸ばしたという。バッグ類は15年秋以降も一部店舗で取り扱う方針だ。
「欧州のアウトドア環境は日本のそれと異なるため、インポート商材だけで売り場を構成することは難しい。Tシャツなど吸汗速乾機能を持つものや薄手のアウターなど、足りない商材をライセンス品でカバーするつもりです」