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デサント 2016年3月期第2四半期
国内外堅調で、増収増益に

update: 2015/10/30

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「デサント」ブランド躍進、「ルコック」も健闘

デサント、2016年3月期第2四半期連結 部門別売上高

デサント、2016年3月期第2四半期連結
部門別売上高

ブランド別では、前述のように「デサント」および「ルコックスポルティフ」が健闘した。2ブランドで連結売上高の68%を占めており、主力ブランドに成長した。「マンシングウェア」は77億円(3.0%増)とほぼ横ばい、「アリーナ」は39億円(1.0%増)と堅調な推移だった。「アンブロ」は、アスレ関連が健闘したものの、ライフスタイル系アイテムが苦戦し、32億円(6.0%減)と苦戦した。

期中に80%の株式を取得し子会社化したトレイルランニングシューズを強みにするイノヴェイト社。シューズ事業において、「パフォーマンス系商材を強化していきたい」(石本雅敏 代表取締役社長)と抱負を語った。ちなみに、買収費用や同社の借入金の引き受けにより、短期借入金約54億円を計上している。しかし、D/Eレシオは0.097と低い数値で、特に問題はない。

通期見通しは、連結売上高が1,380億円。為替相場の安定やアジア事業の堅調により、利益面で上方修正した。営業利益は100億円改め105億円、経常利益は105億円改め110億円の見通しだ。