住友ゴム工業、2023年12月期 連結決算 『スポーツ』事業──増収、過去最高利益を達成
update: 2024/02/21
住友ゴム工業の2023年12月期の
『スポーツ事業』は「ゼクシオ13」が好調な滑り出し
住友ゴム工業の2023年12月期連結決算の『スポーツ』事業は増収、過去最高利益を達成した。主力のゴルフクラブ「ゼクシオ13」が好調な滑り出しで、収益に貢献した。主力の「日本」をはじめ、各地域で堅調な推移だった。
ゴルフクラブ「ゼクシオ13」が好調な滑り出し
住友ゴム工業、2023年12月期
『スポーツ事業』実績（表1）
『スポーツ』事業の売上収益は、1,266億4,700万円（8.6％増）と堅調に推移した。新モデルのゴルフクラブ「ゼクシオ13」が好調な滑り出しだった。日本のほか、「北米」や「欧州」も堅調な推移だった。ゴルフ用品が北米や韓国などを中心に健闘した。
テニス用品は、販売数量は減ったものの円安の影響もあり、売上収益は前年並みだった。ウェルネス事業は値上げ効果や新規店舗開店の効果もあり、増収となった。事業利益は124億8,200万円（39.6％増）と増益を達成した。過去最高利益を更新した。
住友ゴム工業、2023年12月期
『スポーツ事業』地域別売上収益（表2）
地域別の売上収益は、主力の「日本」が434億円（6.4％増）と堅調な推移。「北米」は352億円（9.0％増）と好調な推移だった。「欧州」は186億円（6.9％増）と健闘。「アジア」は240億円（12.75増）と2ケタの増収を達成した。
通期の業績見通しは、売上収益が1,315億円（3.9％増）と堅調な推移が続くと見ている。事業利益は110億円（12.0％減）と2ケタの減益の計画。原材料などの価格高騰を見込んでいる。
