TOP > 財務分析レポート > 国内主要上場スポーツ企業、2026年3月期...

国内主要上場スポーツ企業、2026年3月期4社+2 連結決算まとめ──前年度に続き、増収増益の傾向

update: 2026/05/29

主要上場スポーツ企業4社+1、 2026年3月期まとめ(表1)

主要上場スポーツ企業4社+1、
2026年3月期まとめ(表1)

国内主要上場スポーツ企業4社の2026年3月期連結決算をまとめた。全てのメーカーが増収増益を達成した。上場を廃止したデサントは減収だったが、増益を達成した。第1四半期のアシックスも増収増益だった。過去最高の収益を更新するケースも多く見られた。

収益性の改善が持続

対象にしたのは、美津濃(ミズノ)、ゴールドウイン、ヨネックス、ゼットの4社(順不同)。いずれも3月末に3月期決算を迎えた上場企業である。参考に、上場を廃止したデサント、12月期決算で3月末に第1四半期を迎えたアシックスの業績も加えている。

ミズノの連結売上高は2,590億4,500万円(7.8%増)。売上総利益率(粗利率)が41.9%(0.9ポイント増)と改善。販管費率も微増したが、粗利の増加が上回り、前期に引き続き各段階で過去最高利益を達成した。営業利益は226億300万円(8.8%増)、経常利益は239億8,500万円(12.3%増)。売り上げは4期連続、当期純利益は5期連続で最高値を更新した。

地域別の売上高では、「日本」が1,552億円(5.3%増)、「米州」が377億円(4.9%増)とけん引役になった。「欧州」は308億円(29.7%増)と2ケタの増収。「日本」は過去最高収益を更新。「米州」も過去最高の売り上げを更新した。

ゴールドウインの連結売上高は1,375億1,600万円(3.9%増)の増収。売上総利益率(粗利率)は53.0%(0.9ポイント増)と改善。販管費率が減ったこともあり、営業利益は258億5,900万円(18.0%増)の増益となった。経常利益も339億400万円(10.1%増)と増益を達成した。事業区分別の売上高では、主力の「ライフスタイル」が822億7,900万円(2.1%増)と堅調な推移だった。

ヨネックスの2025年3月期連結決算は、主力のバドミントンがけん引役になり、2ケタの増収増益を達成した。テニスも2ケタ増と健闘した。全地域で増収となった。連結売上高は1,636億4,300万円(18.3%増)と2ケタの増収。売上総利益率(粗利率)は44.3%(0.6ポイント減)。販管費率の増加が抑えられたこともあり、営業利益が165億4,600万円(16.7%増)と2ケタの増益を達成した。経常利益も163億1,600万円(16.8%増)、当期純利益も120億9,200万円(14.2%増)とそれぞれ2ケタの増益となった。売上高、営業利益において、過去最高の収益を更新した。

デサントは減収、増益となった。連結売上高は1,193億円(6.8%減)だったが、経常利益は239億円(28.5%増)と2ケタの増益を達成した、当期純利益も151億円(16.2%増)と増益に至った。「デサント」ブランドがけん引役になったようだ。