PUMA、2023年12月期 第3四半期──1ケタの増収、経費増で減益に
update: 2023/12/04
PUMA、2023年12月期
第3四半期 財務数値一覧（表1）
PUMAの2023年12月期 第3四半期（1－9月）の連結決算は、1ケタの増収を達成した。主力地域の欧米マーケットは好調だったが、米州が苦戦した。商品別ではシューズが健闘したが、アパレルは苦戦した。
EMEA、アジア、フットウエアが健闘
連結の売上収益は66億1,900万ユーロ（約1兆391億8,300万円、1ユーロ＝157円で換算）、5.6%増と健闘した。売上総利益率（粗利率）は46.2％（0.6ポイント減）と低下。為替のマイナス要因や投資の増加などにより販管費率が38.2％（0.9ポイント増）と増加したこともあり、営業利益（EBIT＝税引前利払前利益）は5億2,700万ユーロ（約827億3,900万円、同）、12.1%減と2ケタの減益に至った。
同様に、税引前利益（EBT）も4億5,100万ユーロ（約708億700万円、同）、16.1%減と減益となった。四半期利益も3億400万ユーロ（約477億2,800万円、同）、13.6%減と減益に至った（表1を参照）。
PUMA、2023年12月期
第3四半期 地域別・部門別売上高（表2）
地域別では「EMEA」（欧州・中東・アフリカ）が売上収益27億5,000万ユーロ（約4,317億5,000万円、同）、15.2%増と引き続き好調な推移。「Americas」が同25億4,300万ユーロ（約3,992億5,100万円、同）、5.4%減と伸び悩んだ。
部門別では「Footwear」が同35億5,100万ユーロ（約5,575億700万円、同）、13.1%増とけん引役になった。「Apparel」（アパレル）は同21億500万ユーロ（約3,304億8,500万円、同）、2.5%減と減収に至った。
