Under Armour、2023年3月期 第3四半期 連結決算──微増収、コスト増の影響で減益に
update: 2023/03/09
Under Armour、2023年3月期
第3四半期 財務数値一覧（表1）
Under Armour（アンダーアーマー社）の2023年3月期第3四半期（4－9月）の 連結決算は微増収したが、コスト増の影響で減益に至った。主力の「Apparel」（アパレル）と「North America」（北米）が伸び悩んだ。
アパレル、北米ビジネスが伸び悩む
連結の売上収益は45億400万米ドル（約5,900億2,400万円、1米ドル＝131円で換算）、1.8％増。売上総利益率（粗利率）が45.3％（5.1ポイント減）と大きく落ち込んだ。販管費率も低下したが、粗利率の下落幅を吸収しきれず、営業利益は2億4,800万米ドル（約324億8,800万円、同）、34.6％減と減益に至った。
税引前利益は2億6,400万米ドル（約345億8,400万円、同）、13.4％減の減益だった。四半期利益も2億1,600万米ドル（約282億9,600万円、同）、23.4％減の減益に至った（表1を参照）。
Under Armour、2023年3月期
第3四半期 部門別・地域別売上高（表2）
部門別の売上高では、主力の「Apparel」（アパレル）が29億8,200万米ドル（約3,906億4,200万円、同）、1.6％減と伸び悩んだ。「Footwear」（シューズ類）は10億7,700万米ドル（約1,410億8,700万円、同）、12.8％増と2ケタの増収を達成した。アパレルに次ぐ第2の柱として成長してきた。
地域別の売上高は、主力の「North America」（北米）が29億5,800万米ドル（約3,874億9,800万円、同）、1.5％減と停滞した。「EMEA」（欧州、中東、アフリカ）が7億3,300万米ドル（約960億2,300万円、同）、13.0％増と好調な推移だった。日本を含む「Asia-Pacific」（アジア、太平洋）は6億米ドル（約786億円、同）、3.4％減と低調な推移だった。
