美津濃、2023年3月期 第3四半期 連結決算──2ケタの増収増益、第3四半期の過去最高収益を更新

update: 2023/02/15

美津濃（ミズノ）の2023年3月期第3四半期（4－12月）の連結決算は、ゴルフクラブやシューズ、国内事業が回復し、2ケタの増収増益となった。第3四半期では過去最高収益を更新した。好調な業績を受けて、通期の見通しを上方修正している。

全カテゴリーで2ケタの増収

連結売上高は1,474億200万円（18.1％増）と2ケタの増収。売上総利益率（粗利率）は39.9％（2.5ポイント減）と下がったが、販管費のコントロールが奏功し、営業利益が101億5,400万円（25.9％増）と第3四半期において最高益を達成した。

同じく経常利益も105億7,900万円（26.2％増）と第3四半期における過去最高益となった。四半期利益も78億2,200万円（28.3％増）と第3四半期における過去最高益を更新した（表1を参照）。

地域別の売上高では、主力の「日本」が898億円（13.0％増）と2ケタの増収。コロナ禍の行動制限が緩和されたことで、業績が回復した。「米州」も229億円（23.8％増）と好調な推移。「アジア・オセアニア」も176億円（39.7％増）と順調に推移した。

商品別売上高は、各カテゴリーでまんべんなく増収している。「フットウェア」が438億円（24.8％増）、「アパレル」が397億円（11.8％増）と堅調だった。「イクイップメント」も407億円（19.0％増）。ゴルフクラブが世界規模で好調であること、サッカーや野球などのシューズが健闘していることなどがプラス要因になった。

好業績を受けて、通期見通しを上方修正している。連結売上高2,000億円（15.8％増）、営業利益125億円（26.6％増）、経常利益125億円（13.9％増）、当期純利益90億円（16.6％増）の計画だ。