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ヒマラヤ、2023年8月期 第1四半期 連結決算──増収、店舗改装費用等で減益に

update: 2023/01/12

ヒマラヤ、2023年8月期 第1四半期 財務数値一覧(表1)

ヒマラヤ、2023年8月期
第1四半期 財務数値一覧(表1)

スポーツ小売店、ヒマラヤの2023年8月期第1四半期(9-11月)の連結決算は、主力の一般スポーツやゴルフなどが健闘し増収を達成した。利益面では、旗艦店舗の改装費用等で減益に至った。

一般スポーツやゴルフが健闘、アウトドアは伸び悩む

連結売上高は135億5,700万円(2.5%増)と堅調に推移した。売上総利益率(粗利率)は37.1%(0.7ポイント減)とやや低下。旗艦店舗の改装費用等の発生で減益となった。営業利益は3億6,700万円(22.7%減)、経常利益は3億9,700万円(27.5%減)だった(表1を参照)。

商品別の売上高は、主力の「一般スポーツ」が78億1,600万円(4.5%増)と堅調に推移した。部活動などがコロナ禍の影響から正常化した後押しがあった。「ゴルフ」は27億6,700万円(3.5%増)と同じく堅調な推移。新規参入者の増加もあり、好調を持続している。「アウトドア」が25億6,600万円(4.8%減)とやや苦戦した。競合他社の増加が影響したようだ。アウトドアのアパレルは堅調な推移だという。

ヒマラヤ、2023年8月期 第1四半期 商品別売上推移(表2)

ヒマラヤ、2023年8月期
第1四半期 商品別売上推移(表2)

ECの売上高は前年同期比24.0%増と計画を上回った。今春をめどに会員向けのアプリケーションソフトの導入も計画している。既存店売上は、11月の暖冬傾向が足を引っ張り、0.2%減とやや前年を下回った。期末の店舗数は96店(出2、退1)。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高595億円(1.0%増)、営業利益22億円(7.8%増)、経常利益24億円(1.4%増)の微増収、微増益を計画している。