アルペン、2023年6月期 第1四半期
各カテゴリーで健闘し増収、経費増で減益に
update: 2022/12/14
アルペン、2023年6月期
第1四半期 財務数値一覧（表1）
スポーツ小売店、アルペンの2023年6月期第1四半期（7－9月）連結決算は、各カテゴリーで健闘し増収となった。利益面では、経費増の影響で減益に至った。一般スポーツ、ライフスタイルの商材が好調に推移した。
一般スポーツ、ライフスタイルが健闘
連結売上高は568億9,100万円（8.2％増）と堅調な推移。売上総利益率（粗利率）は、在庫の削減ためマークダウンが増えた影響で39.3％（1.3ポイント減）と低下した。光熱費など経費が増えた影響もあり、営業損失3,200万円（前年同期は10億8,800万円の営業利益）を計上するに至った。
経常利益は、賃貸料収入などで4億6,600万円（69.6％減）の黒字を確保した。四半期利益は、投資有価証券評価損の計上もあり、1億5,700万円（81.5％減）となった。店頭売上は健闘したが、粗利率の減少と経費増が足を引っ張った形だ。
アルペン、2023年6月期
第1四半期 セグメント別売上高（表2）
セグメント別の売上高では、主力の「ゴルフ」が222億5,600万円（2.8％増）と堅調に推移した。伸び率が高かったのは一般スポーツやライフスタイル関連商材。「スポーツライフスタイル」が121億4,600万円（11.8％増）、「競技・一般スポーツ」が122億1,300万円（10.6％増）だった。「アウトドア」も92億7,100万円（14.9％増）と健闘した。
期末の店舗数は402店（退1）。やや過剰気味の在庫の適正化が当面の取り組み課題だ。通期の業績見通しに変更はない。連結売上高2,480億円（6.7％増）、営業利益72億円（0.7％増）、経常利益86億5,000万円（3.8％減）の増収微減益を計画している。
