Under Armour,Inc. 2023年3月期 第2四半期
微増収、減益に

update: 2022/11/07

Under Armour,Inc.（アンダーアーマー社）の2022年3月期第2四半期（4－9月）の連結決算は、微増収減益となった。今期から決算期を3月期に変更している。部門別ではシューズ類が、地域別では欧州やラテンアメリカが健闘した。

シューズ、欧州が健闘

今期から決算期を3月期に変更しているため、一部の前年同期比の数値がない。今年の1－3月の3カ月間を2022年度とする変則決算で、同4月から新年度に入っている。参考に決算期変更前の2021年12月期第2四半期（1－6月）の実績を列挙しているので参考にされたい（表1を参照）。

連結売上収益は29億2,200万米ドル（約4,207億6,800万円、1米ドル＝144円で換算）、0.9％増と増益だった。売上総利益率（粗利率）は46.0％（4.3ポイント減）と減少した。販管費率が増えたこともあり、営業利益は1億5,300万米ドル（約220億3,200万円、同）、47.8％減の減益に至った。

税引前利益は1億2,400万米ドル（約178億5,600万円、同）、38.6％減の減益。四半期利益も9,400万米ドル（約135億3,600万円、同）、45.3％減の減益となった。第1四半期（微減収減益）と傾向は大きく変わっていない。

部門別売上高では、主力の「Apparel」（アパレル）が19億600万米ドル（約2,744億6,400万円、同）、1.3％減と伸びなやんだ。「Footwear」（フットウエア）が7億2,300万米ドル（約1,041億1,200万円、同）、7.6％増と堅調だった。

地域別の売上高では、主力の「North America」（北米）が19億2,100万米ドル（約2,766億2,400万円、同）、1.0％減と横ばい。「EMEA」（欧州・中東・アフリカ）が4億6,700万米ドル（約672億4,800万円、同）、4.3％増と堅調な推移だった。