ヨネックス、2023年3月期 第1四半期
アジアビジネスが好調、増収増益に

update: 2022/08/19

ヨネックスの2023年3月期第1四半期（4－6月）連結決算は、アジアビジネスが好調に推移したこともあり、大幅な増収増益を達成した。主力の「バドミントン用品」がけん引役になった。

過去最高の売り上げ、営業利益を達成

連結売上高は236億9,400万円（46.5％増）で2ケタの増収となった。地域では「アジア」が、用品別では「バドミントン用品」が貢献した。売上総利益率（粗利率）が45.9％（1.9ポイント増）と改善した。

円安による為替差益が発生した。販管費率も低下し、営業利益は34億2,200万円（160.4％増）と大きく伸びた。第1四半期としては過去最高の利益を達成した。経常利益は38億5,900万円（184.3％増）、四半期利益は30億2,500万円（219.3％増）。各段階で利益率が2ケタ台に到達した。

Chinaを中心にアジアビジネスが好調に推移した。売上高は100億5,600万円（82.0％増）と大幅な増収となった。営業利益も22億4,800万円（207.9％増）で増益となり、収益に貢献した。日本は同112億9,400万円（18.6％増）で2ケタの増収。営業利益は9億5,200万円（35.1％増）の増益だった。

「バドミントン用品」は売上高135億2,600万円（52.8％増）と好調に推移した。「テニス用品」も同44億7,800万円（49.5％増）と健闘した。「その他、ウエア・アクセサリー等」が同50億2,400万円（30.7％増）と回復した。

第1四半期の好調を受けて、通期の業績見通しを上方修正している。連結売上高970億円（110億円増）、営業利益92億円（32億円増）、経常利益96億円（16億円増）の計画だ。